洋服を買う時生地は気になる?

私は昭和の生まれですから子供の頃には今ほど大量生産が進んでいなかったのでしょう。
洋服は母が手作りしていたものが多く、市販のものを買う時にはそれはそれは慎重に選んでいた母の姿を覚えています。
ちょうど高度成長期で新しい化学繊維がどんどん製品として登場しつつあった時代、家で洗ってアイロンができるものかどうか、母は必ず洋服を買う時には店員に聞いたり表示タグを見たりして決めていました。
洗剤も今みたいにドライクリーニングができるようなものはなかったので、クリーニングに出すか家でざぶざぶ洗えるかの選択しかできなかったのでしょう。
そのおかげで私も洋服を買う時はデザインや価格を見た後には必ず成分表示タグを見る癖があります。
ファストファッションブランドがたくさんあって流行の服が安い値段で買える代わりに、よくわからない生地が使われていることが多い気がするので、なおさら家庭で洗うことができるかどうかが気になるところです。
若い人達はあまり生地が何だとかは気にならないようで、店員に聞いてもわからないことが多く、買って失敗することもあります。
馴染みのない繊維名が何種類も混じったものより自然のもの、綿や麻やウールという表示を見ると何となく安心してしまうのは私だけでしょうか。